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[資格] ITIL4 foundation

#資格 サービスマネージメント

💪 モチベーション

  • 会社のプロダクトが運用支援というのもあり、運用の文脈でサービスマネジメント関連の前提知識を得るためにまずは資格を取得...というのがきっかけです。
  • ITILは、Information Technology Infrastructure Libraryで、イギリスのCCTA管理のサービスマネージメントのベストプラクティス集という位置付けです。
  • ITIL4 foundationは、ITIL4の研修資格体系でも基礎概念の部分を対象にした資格ですね。
  • 日本国内では、PeopleCert公認試験機関で受けられるようで、全国に試験会場があるようです。私のように地方に住んでいる人も割と近場で受けられました。
  • 難易度としては、IPAの基本情報技術者試験に相当と言われています。
  • 受験料は、他のベンダー系の資格に比べて、結構割高ですね。60,000円 〜 70,000円で、公認パートナーでの講習などとセットになっているプロメトリックバウチャーというのを貰えれば割引になるようです。
  • 私は、割引なしで受験しちゃいましたが、あとから調べると受講したUdemyのコースで割引を受けられるシステムがあるようだったので、そちらを利用すればよかったかもしれず、あとから後悔しました。orz

🕐 かかった時間、金額など

# 教材 かかった時間 価格
1 [書籍] ITIL4 の基本 図解と実践 アクセンチュア 中 寛之 13h ¥ 3,960
2 [書籍] ITIL4ファンデーション ITIL資格認定試験学習書/笹森俊裕/満川一彦 9h ¥ 3,960
3 [Udemy] 【ITILの認定講師が解説】サービスマネジメントとITIL4フレームワークの概要を具体例とともに理解しよう! 4h ¥1,800
4 [Udemy] ITIL 4 Foundation Practice Certification Exams (6 Exams) 8h ¥1,800
  • 難易度の割に、結構な時間と労力とお金がかかってしまいました(^^;)
  • ここまでやる必要はないかもしませんが、確実に受かることとしっかりと知識を身につける意味で入念に。。
  • Udemyは正規の値段は高いですが、いつも定期的にディスカウントする期間があるので、その期間に購入しました。

📕 読んだ本

ITIL4 の基本 図解と実践

ITIL4 の基本 図解と実践 アクセンチュア 中 寛之
  • ほとんどを図解で説明してあるため、イメージがつけながら学習を進められる教材でした!
  • とくにITIL4の全体像を表す図解(PeopleCertの図とほぼ同様ですが)は、このあとの学習を進めるうえで位置付けを整理しながら進められたので助かりました。
  • ITIL4では34のプラクティスがありますが、そのうち ITIL4 foundationの資格試験では、特に重要な15プラクティスが出題対象になっているようです。ただこちらの本は、試験対策本というわけでないので、全プラクティスがきちんと図解で解説されています。
  • 下記2冊目の本のほうが圧倒的に試験対策にはなりますが、全体像、各プラクティスや他のフレームワークとの関係、ITILの歴史的背景などを把握するには、こちらの本がおすすめといったところかと思います。

ITIL4ファンデーション ITIL資格認定試験学習書

ITIL4ファンデーション ITIL資格認定試験学習書/笹森俊裕/満川一彦
  • ITIL4 foundationの試験対策に特化して、書かれた本でした。
  • 今回の学習で一番わかりやすく、試験対策にもなった教材だったかと思います。
  • 重要な用語 → サービスマネジメントの基本的な概念 → 各プラクティスの説明 → 模擬試験40問 x 2テストという流れで構成されています。
  • 試験問題でポイントになりそうなところがきちんと解説されてあり、また実際の現場運用でどうなっているかの説明も織り交ぜて解説されているので、頭に入ってきやすかったです。

🎓 その他スタディに利用したサービス

Udemy: 【ITILの認定講師が解説】サービスマネジメントとITIL4フレームワークの概要を具体例とともに理解しよう!

  • トータル 2.5時間のビデオ学習のコースです。
  • 元ネタは、Jason Dionさんのコースですが、大橋さんが日本語で説明してくれるので、私のように英語がダメダメな人でも安心です。
  • 書籍で読んでも余り頭に入ってこないITIL用語の定義などを、動画で重点的に学習することができました。

Udemy: ITIL 4 Foundation Practice Certification Exams (6 Exams)

  • 40問 x 6テスト = 240問の模擬試験コースです。
  • 上記ビデオコースのJason Dionさんが作成したもので、日本語訳はなくすべて英語でした。
  • 英語というのも相まって、アクセンチュアの本と、ビデオコースをうけただけではあまり良い得点がとれず焦りました。(もしかして難易度が高い試験なのか?と考え直しましたw)
  • きちんとした試験対策をするため、日本語訳して Anki に登録して、反復学習しました。
  • はじめて Anki を使いましたが、試験対策向けのツールとしては、めちゃくちゃいいですね。iCloudをつかって学習履歴がスマホで同期できるので、Macで模擬試験をぶち込んだらスマホで空き時間に進められました。
  • 間違えた問題は、覚えるまで頻度高く出題してくれ、忘却曲線に沿って忘れた頃にまた出題をしてくれました。
  • 試験問題の精度は、本試験とそっくりそのままの問題という感じではなかったような気がしますが、ITIL4全体の理解は高められ、試験には確実に自信をもって臨むことができました。

📅 受験方法

  • 出題数:40問 すべて選択式
  • 試験時間:60分
  • 合格基準:65%
  • 駅近くの試験会場にて、身分証明書、クレジットカードなどを見せて、入室する形でした。
  • 予約した受験時間よりも30分くらい早く行ってしまったのですが、問題ないとのことですぐ受けさせてくれました。
  • 入室して、きめられたPCで、マウス操作でポチポチと、選択肢を選んで回答しました。
  • 試験時間は、ゆっくりやっても30分くらいで解き終わる感じでした。全問見直して、40分くらいで退室しました。
  • 受験後、プロメトリックからすぐメールがきていて、受験結果を参照することができました。

🎉 結果と感想

  • 得点率は、92% (37 / 40 問正答) でした。
  • 試験問題は選択肢含めてすべて日本語で、英訳前の英語本文も参照可能で安心でした。へんな日本語訳もなかったように感じます。
  • 今回試験対策としてきちんとスタディして気づいたのですが、やはり読書して終わりではなく、資格として取得するメリットも大きいと思いました。
  • 試験対策としてやることで、スタディしたことの整理と定着、別な視点からの理解、肉付け・紐づけをすることができ、解像度がきちんと高められた気がします。
  • 資格としてもっていても実践でつかえなければ意味がないのは同じなのですが、DevOpsの文脈でかならず役に立つと信じています。

🔭 今後の展望

  • これまで全然興味なかったのですが、IPAのサービスマネージャという資格もあるのですね。サービスマネジメント系の次なる挑戦としてよいかもしれません。

最終更新日: May 9, 2024