[読書] 最強エンジニアになるための話し方の教科書
話し方
読んだ本
最強のエンジニアになるための 話し方の教科書 |
モチベーション
- いつもスタディの記録を スタディプラス をつかって記録しているのですが、そのスタディプラスでフォローしているスタディ仲間(?)が読まれているのを見つけて「こんなのあるのか」と知りました。
- 日頃から話すことは苦手で課題を感じることが多かったのですが、「話し方」系のビジネス書の種類は多く、他に積読している本がありますし、なんとなくあまりいいイメージがないのでずっと避けてきてました。
- 「最強エンジニア」にはなれるとまったく思っていないのですがw、タイトルに「最強エンジニアを目指すひとこそ読んでほしい」という思いが込められていて、興味を惹かれてしまいました。
- Kindle unlimitedで無料だったので、チラ見だけしようと思ったのですが、面白くて最後まで読んでしまった形です。
理解メモ(ピックアップ)
第2章.話し方改革7つの準備
- 会話では、解決を優先する
- not正しいことを認めさせる
- チームで方向を決めることが重要。本当に正しい判断が必要なのは1割程度
- 会話の前提として、協力的な関係をつくる
- 会話の前にお互いの関係として、ラポールを形成しておく必要がある。安心感、友達感覚
- 「同じ」を伝えて、仲がいい状態をたった30秒でつくりだす
- 最初に意見が対立しない話題を切り出す
- 「同じ」を口に出す
- 会話の前にラポールをつくりだす
- 面倒に思えるかもしれないが、意見が対立したときの面倒さに比べれば
- 最初に意見が対立しない話題を切り出す
- ラポールを破壊するメンタルモデル
- 口に出したことを本当はそう考えていない
- 話し相手より、自分を守ろうとしている
- 後者が圧倒的に多いので、自爆する覚悟、勇気で
- 自分で気付けない自分を知っておく
- なかなか守りの姿勢は変えられないので失敗は続く。自分がどう失敗したのか気づくことが大事
- 誰のための行為なのかを考える
- 席を譲るとき、ありがとうを期待して、返ってこなかったら腹が立つ例
- 腹が立ったら自分を守ろうとしているサイン
- この人、非常識!!という気持ちは自分を守っているサインかもしれないので、認識する
- 「何が正しいか」の代わりに双方満足な合意を見つける
- 「同じ」でラポールを形成して、困っていることを相談する形にする。
- 対立関係にしないために、先に自分のミスを伝える
- 正当な理由を伝えたくなるが、相手も正当な理由を持っていて、対立関係になるので避ける
第3章. 話すための「聞く」
- 南極は南だから暖かいに同意できれば「聞く」ができる
- すでに議論が始まっているそのあとに、ラポールを形成する方法
- 同じという感覚を得るために、相手の考えていることを「〜と考えているんですね」と繰り返す。これなら嘘はない
- 間違っていても、それを指摘するために「否定」から会話に入るとラポールが崩れる
- 自分とは違う意見は、詳細を伺っても良いですか、と深掘りして、「それなら〜(本来の目的)が達成できるということですね」と促す
- 会話が得意ではないエンジニアは相手の気持ちを推測するのをやめる
- 相手が話したい話題が外れてしまう理由:相手の話したいことを推測するから
- 聞くことに徹する
- 「楽しかったこと」「何をしてみたいか」を聞けば宇宙人とだって話せる
- 大きな的から小さな的へ絞れば、「聞く」を外さない
- オープンクエスチョン → クローズドクエスチョンへ。否定で返ってくるときは、オープンに戻っても良い
- 行き詰まったら、解決までの時間を一瞬で半減してくれる「もし」「仮に」で聞く
- 条件をなくした時に成功する=その条件が障害物になっている
- モチベーションがあがる、能力があがる「なぜ」の聞き方
- なぜできなかったのか?を質問すると、できないことをイメージするので、悪循環。できたこと、良かったことになぜ?を問う
- 「自分の意見」を「相手の意見」になるように訊く
第4章. 話し方改革の戦略化
- 意見のない相手の意見を創って、一瞬で合意する方法
- → 先にデータだけをみせて判断基準を与えて、思考のナビゲーションをする
感想
- 話すためのテクニックよりもスタンスに対する解説がされていて良かったです。
- 最初のほうで書かれているエンジニアでよくありがちな間違ったスタンスというのも私としては同意できる部分が多かったです。
- 第3章の話すための「聞く」のところは、問いかけの作法 ともつながる部分が多かったです。
- 自分を守る姿勢を取っていないかは自戒していかないとなと思いましたし、それはラポール形成のため、というのは気づかされました。
今後の展望
- 実践あるのみですね。読んだあと、こうして復習してもまだまだできていないなと思うところが多いので、意識したいと思います。
最終更新日: May 18, 2024